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シンポジウム・『トンボ塾』案内

稲田奈津子先生連続2回講座
金石文と遺跡からみる古代の日本と朝鮮

講師:稲田奈津子先生(東京大学史料編纂所助教)
資料代:各回2,500円(事前払い) 当日払い2,800円(実施1週間以内申し込みは当日払い扱いとなります。事前予約要)

 古代日本の文化形成において、中国大陸とともに忘れてはならないのが、朝鮮半島の存在です。ところが、文献史料の豊富な中国に比べ、古代の朝鮮については残された文献史料が限定的であるため、考古学の分野ではさかんな日本と朝鮮とを相互に参照する研究が、文献史学の分野では十分になされてこなかったと言えます。そこで本講座では、発見された金石文資料に注目したり、遺跡の評価について文献史料をもとに再検討することで、文献史学の立場からの新たな視点を示してみたいと思います。


第1回 「行基と日韓古代金石文」

日時:2019年2月17日(日) 13:30〜15:30 (開場13:00)
会場:荏原第四地域センター(品川区立荏原第四区民集会所)(品川区中延5-3-12)
交通:東急大井町線荏原町駅徒歩1分
地図:こちらの地図を参照ください

 奈良時代の僧侶である行基は、東大寺大仏の造営に協力したり、溜池や橋を作るなどの公共工事を主導したことで有名です。こうした活動は、たとえば「重源狭山池改修碑」などでも知られますが、朝鮮半島の新羅でも似たような事業が行われていたことがわかる石碑が発見されています。本講座では、日韓の各種金石文や典籍史料をとりあげ、その関係性を具体的に見ていきます。史料から読み解く面白さを味わっていただければ幸いです。

第2回 「百済武寧王の誌石と殯」

※ 事情により連続講座から特別講演会に変更しました。
日時・会場・講演内容には変更はありません。
既にお申込済みの方は変更申し込みの必要はございません。
新規申込みの方はこちら
→2019年3月・稲田奈津子先生特別講演会「金石文と遺跡からみる古代の日本と朝鮮−百済武寧王の誌石と殯(もがり)」

日時:2019年3月10日(日) 13:30〜15:30 (開場13:00)
会場:品川区立中小企業センター(品川区西品川1-28-3)
交通:JR大井町駅乗換え、東急大井町線各停一駅、下神明駅徒歩2分
地図:こちらの地図を参照ください

 1971年、韓国で偶然発見された未盗掘墓が、出土した墓誌から6世紀の百済王である武寧王とその王妃の王陵であることが判明し、大きな話題となりました。その武寧王陵の付近に所在する艇止山遺跡は、武寧王と王妃の殯(ヒン、もがり)が行われた場所とされています。本講座では、艇止山遺跡の性格や墓誌の解釈をめぐり、日韓の研究状況をふまえた新たな見解をお示したいと思います。日韓の考古学・古代史研究のつながりを実感していただけると思います。


稲田奈津子先生の横顔

 1998年東京大学文学部歴史文化学科卒業、2004年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、2004年東京大学史料編纂所助手、2007年同助教(現在に至る)。2007年博士(文学)。この間、青山学院大学・聖学院大学・法政大学・國學院大學・東京学芸大学の非常勤講師を兼任。現在、東京大学史料編纂所助教。

主要著書

 『日本古代の喪葬儀礼と律令制』(吉川弘文館、2015年)、「日本古代の火葬―文献史料から見た」(『歴史と民俗』31、2015年)、「聖武天皇の葬列と純金観音像」(東京大学史料編纂所編『日本史の森をゆく―史料が語るとっておきの42話』中公新書、2014年)、「小右記」(佐藤信・小口雅史編『古代史料を読む 下 平安王朝篇』同成社、2018年)など。


お申し込み方法

※無事終了いたしました。多数の方のご参加誠にありがとうございました。