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世界遺産・遺跡案内

平等院 ガラス片に金箔細工

 世界遺産・平等院(京都府宇治市)の本尊・阿弥陀如来坐像(国宝)の台座から見つかったガラス製つぼのふたに、金箔で模様を付けた細工が確認された。

 2004年〜07年の「平成の大修復」で台座内部から創建当時(平安後期)の遺物など約800点が見つかり、このうちガラス片84点を東海大や東京芸術大などの研究グループが調査。ガラス製つぼのふたの破片6点に金が付着し、うち3点に「きりかね」の技法が確認された。「さいきん」は金箔を線状や三角、四角に細かく切り、漆とにかわで貼り付けて文様を施す技法。日本には7世紀ごろに大陸から伝わり、仏像や絵画に使用された。平等院では鳳凰堂の壁画にも用いられている。「さいきん」技法がガラスに施された例は世界初といい、当時はガラス自体が希少で、平等院が最高レベルの文化を誇っていた証といえる。

(2011年10月8日朝日新聞朝刊)

平等院

 京都府宇治市にある藤原氏ゆかりの寺院。平安時代後期・11世紀の建築、仏像、絵画、庭園などを今日に伝え、「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている。山号を朝日山と称する。宗派は17世紀以来天台宗と浄土宗を兼ね、現在は特定の宗派に属さない単立の仏教寺院となっている。本尊は阿弥陀如来、開基は藤原頼通、開山は明尊である。また鳳凰堂が10円硬貨の表の絵柄として有名である。(ウキペディアフリー百科事典)

国宝 鳳凰堂(中堂・両翼廊・尾廊)4棟、阿弥陀如来坐像、木造雲中供養菩薩像52躯、
木造天蓋、鳳凰1対、梵鐘、壁扉画14面

鳳凰堂 鳳凰堂/平安時代後期、天喜元年(1053)に、時の関白藤原頼通によって平等院に建立された阿弥陀堂です。華やかな藤原摂関時代をしのぶことのできるほとんど唯一の遺構として、このうえなく貴重な建築です。最も大きな特徴は池の中島に建てられていることで、あたかも極楽の宝池に浮かぶ宮殿のように、その美しい姿を水面に映しています。

鳳凰 鳳凰/阿弥陀堂中堂の大棟の南北両端に据えられていた鳳凰1対です。阿弥陀堂は、その外観が尾の長い鳥が翼を広げたような形をしていることや屋根上のこの鳳凰形棟飾りによって、近世以降、鳳凰堂と呼ばれるようになりました。

梵鐘 梵鐘/平安時代を代表する梵鐘の1つで、古くから「姿の平等院鐘」、「声の園城寺鐘」、「勢の東大寺鐘」の「天下の三名鐘」の1つとしても有名です。鬣を真上に逆立たせた竜頭が飾られたり、宝相華唐草の地文の上に鳳凰や、踊る天人などがえがかれています。

平等院ミュージアム鳳翔館提供

「古都京都の文化財」

 京都府京都市、宇治市、滋賀県大津市に点在する、平安時代から江戸時代までの各時代を代表する建築様式、庭園様式、文化的背景を今に伝えていること、その後の日本の建築、造園、都市計画の発展に大きな影響を及ぼしたことが評価され、1994年、文化遺産に登録された。
登録資産は、次の17資産。

京都府京都市 賀茂別雷神社、賀茂御祖神社、教王護国寺、清水寺、醍醐寺、仁和寺、
高山寺、西芳寺、鹿苑寺、慈照寺、天龍寺、龍安寺、本願寺、二条城
京都府宇治市 平等院、宇治上神社
滋賀県大津市 延暦寺