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世界遺産・遺跡案内

世界遺産・遺跡の紹介

 このページでは世界遺産・遺跡に関する情報を『トンボの眼』ならではの視点から紹介します。世界遺産に関するエピソード、抱えている問題点、今までに訪れた場所などを地図つきで随時掲載していく予定です。


『アクロティリ遺跡を訪ねる』

穴沢咊光  会津若松市在住・医師/考古学者

 ギリシャのエーゲ海に浮かぶサントリーニ諸島は断崖上に並ぶ純白の家々や教会、紺碧の海・・・。まるで本当に絵葉書に出てくるような美しい島で、世界的観光地である。だが、この島は地中海地域でもっとも危険な火山のひとつで、18万年前の更新世に海上に出現して以来、たびたび大噴火を繰り返し、なかでも3600年前に起こった「ミノス噴火」は、エーゲ文明の最盛期に起こり、史上有数の規模のものであった。

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奈良・箸墓古墳の宮内庁調査資料

奈良・箸墓古墳の宮内庁調査資料 奈良県桜井市の箸墓古墳。古墳時代に東北地方南部から九州までに広がった前方後円墳の原型とされ、3世紀半ばに没した邪馬台国の女王・卑弥呼の墓という説もある重要な古墳だ。その古墳の特異な構造が、朝日新聞が情報公開請求で宮内庁から入手した資料で明らかになった。石室が未盗掘で残されている可能性も指摘されている。

2012年9月12日朝日新聞(夕刊)より。
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平等院 ガラス片に金箔細工

 世界遺産・平等院(京都府宇治市)の本尊・阿弥陀如来坐像(国宝)の台座から見つかったガラス製つぼのふたに、金箔で模様を付けた細工が確認された。2004年〜07年の「平成の大修復」で台座内部から創建当時(平安後期)の遺物など約800点が見つかり、このうちガラス片84点を東海大や東京芸術大などの研究グループが調査。ガラス製つぼのふたの破片6点に金が付着し、うち3点に「きりかね」の技法が確認された。

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世界遺産の今
古都アユタヤの寺院群、洪水で損傷の恐れ

 タイ・アユタヤ県で洪水被害が拡大している。そのため17世に建設された寺院「ワット・チャイワッタナラーム」などは約2メートル浸水、長引けば損傷が進む可能性がある。同県にある世界遺産の寺院群の一部も浸水している。一帯はチャオプラヤ川に面しており、洪水は数年に一度はある。だが、今回は浸水が長期にわたり、今月に入って川の水位は寺院を守る堤防も越えた。敷地内は沼と化し、れんが造りの塔や壁だけが水面から突き出している。

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世界遺産の今
マチュピチュ発見から100周年

 南米ペルーにある世界遺産、マチュピチュ遺跡で7日、米考古学者による発見から100年を迎えたことを記念する式典が開かれ、ライトアップのパフォーマンスなどが行われた。マチュピチュはインカ帝国時代の遺跡で、「インカの失われた都市」などとも呼ばれている。探検家でもある考古学者、ハイラム・ビンガム氏が1911年7月に発見した。

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2013年目標 富士山・鎌倉 世界遺産正式に推薦へ

 9月22日、政府は世界遺産条約関係省庁連絡会議を開き、ユネスコ・世界遺産の文化遺産への2013年の登録をめざし、文化庁が暫定リスト12件から選んだ「富士山」(静岡、山梨)、「武家の古都・鎌倉」(神奈川)の2件を正式に推薦することを承認した。文化遺産2件の推薦は、世界遺産委員会が、同委への各国からの推薦を14年登録分から2件推薦するときは、1件は自然遺産か文化的景観にする方針を決めたため、候補リスト「暫定一覧表」12件のうちの2件を13年登録に間に合うよう駆け込む形で推薦する形となった。

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ダルヴェルジン・テパ遺跡の発掘

川崎建三  創価大学シルクロード研究センター客員研究員

 ウズベキスタン南部の州都テルメズからスルハンダリア河に沿って100キロメートルほど北上したところにダルヴェルジン・テパ遺跡がある。この遺跡は紀元前3世紀から紀元8世紀まで存続した都城址であるが、クシャン朝時代(1〜3世紀)に最盛期を迎えたといわれる。ダルヴェルジン・テパでは、1960年代から考古学調査が行われていて……

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美しいグスク、でもきれいすぎ……?

中村俊介  朝日新聞記者

 このほど取材で沖縄へ行った。沖縄本島北部の今帰仁(なきじん)村で、今帰仁城に立ち寄った。ようやく、沖縄の世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のグスクすべてを訪れることができた。グスクとは12世紀以降、南西諸島で群雄割拠した有力者、按司たちが、それぞれ本拠地に築いた城だ。集落説や祭祀施設である御嶽を重視した説もあるけれど、やはり防御施設としての役割が大きかったのは間違いない。奄美から先島まで……

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スリランカのゴール・フォート

中井 均  聖泉大学非常勤講師

 インド大陸が一粒の涙をこぼしたようだといわれるスリランカは、大航海時代にはヨーロッパとアジアを結ぶ中継点として重要な位置を占めていた。16世紀初めにはポルトガルがシナモンを求めてスリランカを統治下に置き、さらにオランダは1639年にトリンコマリー、1640年にネゴンボ、ゴールを攻略し、コロンボにセイロン提督を、ゴールとジャフナに副提督を配し、全島に要塞を建設した。その数はA・F・ランカーによると21ヶ所にのぼるという。

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『世界遺産が消えてゆく』刊行で言いたかったこと
〜世界遺産は泣いている
『トンボの眼』7号より

中村俊介  朝日新聞文化財担当専門記者

 「世界遺産」の響きは快い。簡潔で、なんともうまいネーミング。キャッチコピーとしては絶妙である。旅行会社のパンフレットを見ると、必ずといっていいほど「世界遺産」の文字が目に飛び込んでくるし、世界遺産を回るツアーはおびただしい。刊行物も無数にある。世間の関心はますます高まるばかりだ。確かに、異文化体験へのあこがれを集約するうえで、これほどぴったりくる象徴的存在は、ちょっとほかに見あたらない。私自身も遺跡巡りは……

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日本の世界遺産

文化遺産

  • 法隆寺地域の仏教建造物
  • 姫路城
  • 古都京都の文化財
  • 白川郷・五箇山の合掌造り集落
  • 原爆ドーム
  • 厳島神社
  • 古都奈良の文化財
  • 日光の社寺
  • 琉球王国のグスク及び関連遺産群
  • 紀伊山地の霊場と参詣道
  • 石見銀山遺跡とその文化的景観
  • 平泉―浄土思想を基調とする文化的景観

自然遺産

  • 屋久島
  • 小笠原諸島
  • 知床
  • 白神山地

暫定リストへの提案資産 (2011年6月現在)

  • 北海道東部大規模竪穴住居跡群
  • 北海道・北東北縄文遺跡群
  • 最上川の文化的景観
  • 松島
  • 足尾銅山
  • 足利学校と足利市の遺産
  • 水戸藩の学問・教育遺産群
  • 埼玉古墳群
  • 善光寺と門前町
  • 日本製糸業近代化遺産
  • 妻籠宿・馬籠宿と中山道
  • 富岡製糸場と絹産業遺産群
  • 彦根城
  • 飛騨高山の町並みと祭礼の場
  • 百舌鳥・古市古墳群
  • 近世岡山の文化・土木遺産群
  • 四国八十八箇所霊場と遍路道
  • 錦帯橋と岩国の町割
  • 宇佐・国東
  • 阿蘇
  • 九州・山口の近代化産業遺産群
  • 金と銀の島、佐渡
  • 松本城
  • 国立西洋美術館・本館
  • 武家の古都・鎌倉
  • 富士山
  • 立山・黒部
  • 近世高岡の文化遺産群
  • 城下町金沢の文化遺産群と文化的景観
  • 霊峰白山と山麓の文化的景観
  • 天橋立
  • 三徳山
  • 山口に花開いた大内文化の遺産
  • 宗像・沖ノ島と関連遺産群
  • 竹富島・波照間島文化的景観
  • 飛鳥・藤原の宮都と関連資産群
  • 長崎の教会群とキリスト教関連遺産