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奄美に生き、描いた孤高の画家、田中一村

白鳥正夫  文化ジャーナリスト

「トラツグミのいる秋色図」 「アダンの木」

 田中一村(いっそん、1908−1977年)の生誕100年を記念した特別展「田中一村―原初へのまなざし」を奈良県立万葉文化館で見た。一村自体、近年まで知られていなかった画家だ。没後の1984年にNHK番組の日曜美術館で「黒潮の画譜 田中一村」が全国放送され反響を呼んだのだった。私はそれより遅れ、1995年に同じ番組で「奄美の杜・我が心に深く 田中一村の世界」が放映され、全国巡回展を見て知ったほどだ。

 はじめて作品を目にしたのは大阪の高島屋での巡回展だ。ソテツやアダン、ビロウやアカショウビンなど南の島特有の植生や花鳥、魚を大胆に描いた作品群に目を見張った。とりわけ「奄美の杜」と題された一連の作品は鮮烈だった。と同時にこんなトロピカルな花鳥画をモチーフにした日本画家の足跡に大いに興味をそそられた。

いま私が、この南の島へ来ているのは、歓呼の声に送られてきているのでもなければ、人生修行や絵の勉強にきているのでもありません。私の絵かきとしての、最後を飾る絵をかくためにきていることが、はっきりしました。

 この文章は一村が知人に宛てた手紙だ。歓呼の声といえば、出征軍人を連想し、終戦後も南の島に潜んで暮らした横井庄一さんや小野田寛郎さんの生き方を想起する。晩年の19年間をひたすら奄美に身を置いた未知の人・一村もなぜかこの二人に通底する一徹さを思わずにいられない。

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美術館・博物館案内「田中一村」展紹介はこちら。


歴史の島・壱岐 一支国(いきこく)弥生まつり2008

期間:2008年11月15日(土)〜24日(月)

 2010年に原の辻遺跡にオープンする一支国博物館のプレイベントとして、この秋、古代の王都『一支国』を開国させます。平成の世に10日間のみ出現する『一支国』とは人と人が限りなくやさしく触れあえる理想の国で、神々の住む神話とロマ実に満ちた国です。『魏志倭人伝』に登場し、かつて海のシルクロードを行き交いして、アジアの文化交流の拠点として栄えた『一支国』。この度、開国する『一支国』は自然と共に生き、大地の恵みに感謝する古代まほろばの心を今によみがえらせた素朴でやさしさイッパイの国です。期間中、いろいろなイベントを開催し、皆様のご来島をお待ちしています。


第4回復活!唐人揃い−朝鮮通信使 多文化共生・国際交流パレード
川越 唐人揃い

川越 唐人揃い

交わりは豊かさを生み 誠信は平和を生む いま共に生きる社会をつくるとき

日時:2008年11月16日(日)パレード
場所:埼玉県川越市

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「第10回アフガン研究会」のご案内

日時:2008年10月5日(日曜日) 13時 〜 17時
場所:パオ9F 驢馬駱駝(JR東中野西口から徒歩3分)
講演:八尾師 誠 「新生国民国家『アフガニスタン・イスラーム共和国』と国立公文書館」

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新規開講! 横浜さいかちの会 仏教美術講座
日本の梵鐘と仏像
―物部姓鋳物師の梵鐘と院派仏師の作例―

横浜さいかちの会 仏教美術講座
日時:平成20年9月26日(金)10月24日(金)11月27日(木)12月19日(金)
平成21年1月23日(金)2月27日(金) 何れも 13:00〜14:30
会場:横浜市歴史博物館 講堂
講師:横浜市歴史博物館課長 遠藤廣昭氏

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弥生時代の山陰/出雲・伯耆を訪ねる。

投稿  坂本 花子(主婦)

弥生時代の山陰/出雲・伯耆を訪ねる

 去年5月、西谷先生同行解説の「高句麗遺跡を探る旅」に参加して以来。先生のお人柄、優しさに触れ、思い出多い旅を続けております。今回は山陰/出雲・伯耆の古代史上数々の大発見、発掘の地古代ロマンを探る旅でもありました。

 7月24日初日、出雲空港に集合、参加者は先生を含めて11人、予定通りチャーターされていたマイクロバスに乗り込み最初の目的地「島根県立古代出雲歴史博物館」を目指した。博物館は出雲大社の隣接地にあり、去年3月に開館したばかり、で京都大学名誉教授の上田正昭先生が名誉館長をされている。ボランテアガイドの保科春夫氏の案内で館内に入る。中央ロビーを飾る出雲大社境内出土の1本の直径が約1.3mのスギ材を3本組にした宇豆柱が透明ケースに収められ、中央にドンと展示されている。館内はテーマ別に三つの展示室から成っている(1)出雲大社と神々の国のまつり、(2)出雲風土記の世界、(3)青銅器と金色の太刀、この展示室には青銅器の国・島根と言われる神庭荒神谷遺跡出土の銅剣358本が見事に壁一面に展示されている。中央には加茂岩倉遺跡出土の銅鐸39個がガラスケースの中に展示され、どちらも圧巻である。大変見ごたえのある博物館であった。

弥生時代の山陰/出雲・伯耆を訪ねる

 大鳥居を抜け、松並木の参道を行くと銅鳥居がある。出雲大社の祭神は大国主大神であるが、寛文6年(1666)毛利綱広の寄進したこの銅鳥居に刻まれた銘文には「素戔鳴尊者雲陽大神也」とあり、当時は祭神が素戔鳴尊とされていたようだ。本殿は八雲山を背景に大国主大神がお鎮まりになっており、延享元年(1744)に作られたもので高さ8丈(およそ24m)あり、神社としては破格の大きさである。かつての本殿は現在よりもはるかに高かったと聞く。出雲の国は、神の国、神話の国として知られているがこの光景を目の前にして色々な思いがめぐらされた。

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