PAGETOP

美術館・博物館案内

『柚木沙弥太郎の染色−もようと色彩』

会場:日本民藝館
(東京都目黒区駒場4−4−33)
期間:2018年4月3日(火)〜6月24日(日)
開館:西館公開日:会期中の第2・3水曜、第2・3土曜
休館:月曜日 10:00〜17;00(入館は閉館30分前まで)
入場料:1,100円

 1922年生まれの柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)は日本民藝館の創始者である柳宗悦(むねよし)(1889〜1961年)の思想と、芹沢げ(けいすけ1895〜1984年)の作品に啓発されて染色家の道を志します。
 柚木は主軸とする布への染色のほか、バラス絵、版画、立体、絵本、ポスターなど多様な分野にも積極的に取り組んできました。それは少年のような柚木の好奇心が駆り立てたことではありますが、視点を替えれば、形式化や惰性に陥りやすい工芸という営みの中で、自作を生き生きした境地へ循環させるための推進力だったともいえます。
 柚木作品の特質は何と言っても、その生命力のある模様と鮮やかな色彩でしょう。柳は「模様の意義を解く事と、美を解く事とは同一の意味がある」としたうえで、「よい模様は直観で捕えた本質的なものであるの姿である」「凡ての無駄を取り去って、なくてはならないものが残る時、模様が現れる」と述べています。(「模様とは何か」1032年)。柚木による約70年の制作活動は柳の指標を真摯に追うものでもありました。
 工芸において模様を作る力がますます脆弱化する現代、柚木を生み出す模様と色彩は、私たちの渇きを荒原に沸いた泉のように潤してくれます。
 本展では柚木の染色に焦点を絞り、作者からの新規寄贈品と、当館mp所蔵品を中心に多彩な作品群を紹介します。

『柚木沙弥太郎の染色−もようと色彩』 『柚木沙弥太郎の染色−もようと色彩』

『柚木沙弥太郎の染色−もようと色彩』 『柚木沙弥太郎の染色−もようと色彩』

★日本民藝館・・・「民藝」という新しい美の概念の普及と「美の生活化」を目指す民藝運動の本拠として、思想家の柳宗悦により企画され、実業家の大原孫三郎をはじめ多くの賛同者の援助を得て、1936年に開設。本館の建物は西館の石屋根長戸門に意匠をあわせたもので柳の設計になる。所蔵品は陶磁・染色・木漆工・絵画・金工・石工・網組など柳の審美眼により選ばれた。本館の向側に立つ西館は、栃木県から移築した石屋根の長屋門と、柳の設計による母屋からなる。柳が72歳で没するまで生活の拠点とした建物です。
★周辺
駒場公園・・・加賀百万石の当主だった旧前田利為公爵駒場邸跡です。書院造の和館と洋館(現在修復中で概観のみ見学できる)が公園内内にのこります。また和館北側には校倉風の日本近代文学館が設置されています。

『柚木沙弥太郎の染色−もようと色彩』 『柚木沙弥太郎の染色−もようと色彩』
『柚木沙弥太郎の染色−もようと色彩』 『柚木沙弥太郎の染色−もようと色彩』
『柚木沙弥太郎の染色−もようと色彩』 『柚木沙弥太郎の染色−もようと色彩』
『柚木沙弥太郎の染色−もようと色彩』 『柚木沙弥太郎の染色−もようと色彩』
『柚木沙弥太郎の染色−もようと色彩』 『柚木沙弥太郎の染色−もようと色彩』