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『トンボの眼』ニュースレター

『トンボの眼』ニュースレター 過去ログ

4月〜8月『トンボの眼』ニュースレター No.5 0415発信

1 「ロマンを感じる日本の遺跡」

 新聞紙上に大変、興味あるアンケート結果が出ていましたのでお知らせします。Beランキング「ロマンを感じる日本の遺跡−歴史の豊かさ、多彩さを反映」(2011年4月9日朝日新聞)

 まずは、結果から1・吉野ヶ里遺跡(佐賀県)、2・高松塚古墳(奈良)、3・三内丸山遺跡(青森)、4・登呂遺跡(静岡)、5与那須海底遺跡(沖縄)、6・平城宮跡(奈良)、7・石舞台古墳(奈良)、8・箸墓古墳(奈良)、9・フゴッペ洞窟(北海道)、10・一乗谷朝倉氏遺跡(福井)、11・大森貝塚(東京)、以下、略。(調査方法 アスパラクラブ回答会員2013名、国指定史跡を中心に48の選択肢から)

さて、史跡とは?

文化財保護法第2条第1項第4号では、記念物について次のとおり規定している。

貝塚、古墳、都城跡、城跡、旧宅その他の遺跡で我が国にとつて歴史上又は学術上価値の高いもの、庭園、橋梁、峡谷、海浜、山岳その他の名勝地で我が国にとつて芸術上又は観賞上価値の高いもの並びに動物(生息地、繁殖地及び渡来地を含む。)、植物(自生地を含む。)及び地質鉱物(特異な自然の現象の生じている土地を含む。)で我が国にとつて学術上価値の高いもの(以下「記念物」という。)そして、文化財保護法第109条第

1項では、史跡について次のとおり規定している。

文部科学大臣は、記念物のうち重要なものを史跡、名勝又は天然記念物(以下「史跡名勝天然記念物」と総称する。)に指定することができる。

文部科学省が公表している『特別史跡名勝天然記念物及び史跡名勝天然記念物指定基準』では、史跡の指定基準[2]が次のように定められている。

次に掲げるもののうち我が国の歴史の正しい理解のために欠くことができず、かつ、その遺跡の規模、遺構、出土遺物等において、学術上価値あるもの

  • 貝塚、集落跡、古墳、墓地等
  • 都城跡、国郡庁、城跡、官公庁、戦跡、その他政治に関する遺跡
  • 社寺跡、その他祭祀信仰に関する遺跡
  • 学校、研究施設、文化施設、その他教育・学術・文化に関する遺跡
  • 医療・福祉施設、生活関連施設等
  • 交通・通信施設、治山治水施設、生産遺跡、その他経済・生産活動に関する遺跡
  • 墳墓(大名・著名人)・碑
  • 旧宅、園池
  • 外国及び外国人に関する遺跡

これらの条件を満たすと判断されたものが、文部科学大臣から文化審議会に諮問され、文化審議会における専門家の審議、文部科学大臣への答申を経た上で、史跡に指定される。2011年3月8日現在、1,681件が史跡に指定されている。(ウィキペディア・フリー百科事典)より

より詳細は 国指定文化財等データベース http://www.bunka.go.jp/bsys/

2 「被災3県の国指定史跡

宮城県

宮城県では、特別史跡1件を含む計35件が指定されている(2都道府県以上にまたがる史跡1件を含む)。

国指定

特別史跡

史跡

  • 梁瀬浦遺跡(やなせうらいせき)〔角田市〕
  • 三十三間堂官衙遺跡(さんじゅうさんげんどうかんがいせき)〔亘理郡亘理町〕
  • 飯野坂古墳群(いいのざかこふんぐん)〔名取市〕
  • 雷神山古墳(らいじんやまこふん)〔名取市〕
  • 仙台郡山官衙遺跡群(せんだいこおりやまかんがいせきぐん)〔仙台市〕
    ○郡山官衙遺跡(こおりやまかんがいせき)
    ○郡山廃寺跡(こおりやまはいじあと)
  • 仙台城跡(せんだいじょうあと)〔仙台市〕- 別名「青葉城」
  • 林子平墓(はやししへいのはか)〔仙台市〕
  • 陸奥国分寺跡(むつこくぶんじあと)〔仙台市〕
  • 陸奥国分尼寺跡(むつこくぶんにじあと)〔仙台市〕
  • 遠見塚古墳(とおみづかこふん)〔仙台市〕
  • 岩切城跡(いわきりじょうあと)〔仙台市・宮城郡利府町〕
  • 大木囲貝塚(だいぎがこいかいづか)〔宮城郡七ヶ浜町〕
  • 西の浜貝塚(にしのはまかいづか)〔宮城郡松島町〕
  • 里浜貝塚(さとはまかいづか)〔東松島市〕
  • 沼津貝塚(ぬまづかいづか)〔石巻市〕
  • 山前遺跡(やままえいせき)〔遠田郡美里町〕
  • 黄金山産金遺跡(こがねやまさんきんいせき)〔遠田郡涌谷町〕
  • 長根貝塚(ながねかいづか)〔遠田郡涌谷町〕
  • 日の出山瓦窯跡(ひのでやまかわらがまあと)〔加美郡色麻町〕
  • 城生柵跡(じょうのさくあと)〔加美郡加美町〕
  • 東山官衙遺跡(ひがしやまかんがいせき)〔加美郡加美町〕1998年10月16日
  • 木戸瓦窯跡(きどかわらがまあと)〔大崎市〕
  • 旧有備館および庭園(きゅうゆうびかんおよびていえん)〔大崎市〕
  • 大吉山瓦窯跡(だいきちやまかわらがまあと)〔大崎市〕
  • 出羽仙台街道 中山越(でわせんだいかいどうなかやまごえ)〔宮城県大崎市・山形県最上郡最上町〕1990年2月22日
  • 中沢目貝塚(なかざわめかいづか)〔大崎市〕
  • 宮沢遺跡(みやざわいせき)〔大崎市〕
  • 名生館官衙遺跡(みょうだてかんがいせき)〔大崎市〕
  • 陸奥上街道(むつかみかいどう)〔大崎市〕
  • 山畑横穴群(やまはたよこあなぐん)〔大崎市〕
  • 伊治城跡(いじじょうあと)〔栗原市築館町〕
  • 旧有壁宿本陣(きゅうありかべじゅくほんじん)〔栗原市〕
  • 山王囲遺跡(さんのうがこいいせき)〔栗原市一迫町〕
  • 仙台藩花山村寒湯番所跡(せんだいはんはなやまむらぬるゆばんしょあと)〔栗原市

福島県

福島県では、47件が指定されている。

国指定史跡

  • 阿津賀志山防塁(あつかしやまぼうるい)〔伊達郡国見町〕
  • 石母田供養石塔(いしもだくようせきとう)〔国見町〕
  • 霊山(りょうぜん)〔伊達市・相馬市〕
  • 鮎滝渡船場跡(あゆたきとせんばあと)〔福島市〕
  • 下鳥渡供養石塔(しもとりわたくようせきとう)〔福島市〕
  • 宮畑遺跡(みやはたいせき)〔福島市〕
  • 和台遺跡(わだいいせき)〔福島市〕
  • 二本松城跡(にほんまつじょうあと)〔二本松市〕2007年7月26日
  • 旧二本松藩戒石銘碑(きゅうにほんまつはんかいせきめいひ)〔二本松市〕
  • 大安場古墳(おおやすばこふん)〔郡山市〕2000年5月19日
  • 宇津峯(うつみね)〔郡山市・須賀川市〕
  • 須賀川一里塚(すかがわいちりづか)〔須賀川市〕
  • 上人壇廃寺跡(しょうにんだんはいじあと)〔須賀川市〕
  • 米山寺経塚群(べいざんじきょうづかぐん)〔須賀川市〕
  • 須釜東福寺舎利石塔(すがまとうふくじしゃりせきとう)〔石川郡玉川村〕
  • 泉崎横穴(いずみざきよこあな)〔西白河郡泉崎村〕
  • 小峰城跡(こみねじょうあと)〔白河市〕
  • 白河関跡(しらかわのせきあと)〔白河市〕
  • 白河舟田・本沼遺跡群(しらかわふなだ・もとぬまいせきぐん)〔白河市〕
  • 白河官衙遺跡群(しらかわかんがいせきぐん)〔白河市〕
    ○関和久官衙遺跡(せきわくかんがいせき)
    ○借宿廃寺跡(かりやどはいじあと)
  • 南湖公園(なんここうえん)〔白河市〕
  • 新地貝塚 附 手長明神社跡(しんちかいづか つけたり てながみょうじんしゃあと)〔相馬郡新地町〕
  • 泉官衙遺跡(いずみかんがいせき)〔南相馬市〕2010年2月22日
  • 浦尻貝塚(うらじりかいづか)〔南相馬市〕
  • 観音堂石仏(かんのんどうせきぶつ)〔南相馬市〕
  • 桜井古墳(さくらいこふん)〔南相馬市〕
  • 羽山横穴(はやまよこあな)〔南相馬市〕
  • 真野古墳群(まのこふんぐん)〔南相馬市〕
  • 薬師堂石仏 附 阿彌陀堂石仏(やくしどうせきぶつ つけたり あみだどうせきぶつ)〔南相馬市〕
  • 横大道製鉄遺跡(よこだいどうせいてついせき)〔南相馬市〕
  • 清戸迫横穴(きよとさくよこあな)〔双葉郡双葉町〕
  • 甲塚古墳(かぶとづかこふん)〔いわき市〕1923年3月7日国指定
  • 白水阿弥陀堂境域(しらみずあみだどうきょういき)〔いわき市〕1966年9月12日
  • 根岸官衙遺跡群(ねぎしかんがいせきぐん)〔いわき市〕2005年7月14日
  • 中田横穴(なかたよこあな)〔いわき市〕1970年5月11日
  • 大塚山古墳(おおつかやまこふん)〔会津若松市〕1972年5月26日
  • 旧滝沢本陣(きゅうたきざわほんじん)〔会津若松市〕1970年3月16日
  • 若松城跡(わかまつじょうあと)〔会津若松市〕1934年12月28日
  • 会津藩主松平家墓所(あいづはんしゅまつだいらけぼしょ)〔会津若松市・耶麻郡猪苗代町〕1987年5月12日
  • 慧日寺跡(えにちじあと)〔耶麻郡磐梯町〕1970年12月4日
  • 古屋敷遺跡(ふるやしきいせき)〔喜多方市〕2000年12月4日
  • 会津新宮城跡(あいづしんぐうじょうあと)〔喜多方市〕2009年7月23日
  • 亀ヶ森・鎮守森古墳(かめがもり・ちんじゅもりこふん)〔河沼郡会津坂下町〕1976年5月6日
  • 陣が峯城跡(じんがみねじょうあと)〔河沼郡会津坂下町〕2007年7月26日
  • 向羽黒山城跡(むかいはぐろやましろあと)〔大沼郡会津美里町〕2001年8月7日
  • 下野街道(しもつけかいどう)〔南会津郡下郷町〕2002年3月19日

岩手県

岩手県では、特別史跡3件を含む計29件が指定されている。

国指定特別史跡

  • 中尊寺境内(ちゅうそんじけいだい)〔西磐井郡平泉町〕
  • 無量光院跡(むりょうこういんあと)〔平泉町〕
  • 毛越寺境内附鎮守社跡(もうつうじけいだいつけたりちんじゅしゃあと)〔平泉町〕- 観自在王院跡

史跡

  • 骨寺村荘園遺跡(ほんでらむらしょうえんいせき)〔一関市〕
  • 金鶏山(きんけいざん)〔西磐井郡平泉町〕
  • 達谷窟(たっこくのいわや)〔平泉町〕
  • 柳之御所・平泉遺跡群(やなぎのごしょ・ひらいずみいせきぐん)〔平泉町・奥州市〕- 柳之御所遺跡、白鳥舘遺跡、長者ヶ原廃寺跡、倉町遺跡、接待館遺跡
  • 胆沢城跡(いさわじょうあと)〔奥州市〕
  • 高野長英旧宅(たかのちょうえいきゅうたく)〔奥州市〕
  • 角塚古墳(つのづかこふん)〔奥州市〕
  • 大清水上遺跡(おおすずかみいせき)〔奥州市〕
  • 江釣子古墳群(えづりここふんぐん)〔北上市〕
  • 樺山遺跡(かばやまいせき)〔北上市〕
  • 国見山廃寺跡(くにみさんはいじあと)〔北上市〕
  • 南部領伊達領境塚(なんぶりょうだてりょうさかいづか)〔北上市〕
  • 八天遺跡(はってんいせき)〔北上市〕
  • 綾織新田遺跡(あやおりしんでんいせき)〔遠野市〕
  • 徳丹城跡(とくたんじょうあと)〔紫波郡矢巾町〕
  • 志波城跡(しわじょうあと)〔盛岡市〕
  • 盛岡城跡(もりおかじょうあと)〔盛岡市〕
  • 御所野遺跡(ごしょのいせき) 〔二戸郡一戸町〕
  • 奥州街道(おうしゅうかいどう)〔二戸郡一戸町・岩手郡岩手町〕2010年2月22日
  • 九戸城跡(くのへじょうあと)〔二戸市〕
  • 中沢浜貝塚(なかざわはまかいづか)〔陸前高田市〕
  • 大洞貝塚(おおほらかいづか)〔大船渡市〕
  • 下船渡貝塚(しもふなとかいづか)〔大船渡市〕
  • 蛸ノ浦貝塚(たこのうらかいづか)〔大船渡市〕
  • 橋野高炉跡(はしのこうろあと)〔釜石市〕
  • 崎山貝塚(さきやまかいづか)〔宮古市〕

さて、皆様への緊急アンケート(地震情報ではありません)ですが上記東北3件の史跡であなたがロマンを感じる(推奨する、感動した)史跡のベスト1位〜5位をメールにてお知らせください。

トンボの眼 佐々木 章
メール tonbo_sasaki@ybb.ne.jp

4月〜8月『トンボの眼』ニュースレター No.4 0414発信

1 地震考古学

 東日本大震災の大津波は、1000人以上が犠牲になった869年の「貞観地震の大津波」よりも、仙台市などで大規模だったことが、東北大災害制御研究センターの菅原大助さんや今村文彦教授らの研究でわかった(朝日新聞14日朝刊)。このことはすでにアマチュア考古学ファンの門田康洋さんからメールで教えていただいていた。そして門田さんからはそのメールで「東日本大震災、国挙げての支援、未曾有の天災に遭遇した日本は必ず立ち上がるものと思われます。今は、その甚大な被害報道が気になり静観しているだけの身であります。そんな中、私が興味を持ち、読み始めたのが地震考古学の関連書です。『トンボの眼』でも一度「地震考古学」の専門家や先生の講演やシンポジウムを計画しては如何でしょうか」とご提案いただいていた。復興とトンボの眼の活動が結びつき、お役に立つことなら、是非、講演会でも計画してみたいものですが、そのお答えを見出せないままに今日にいたっている。

 地震考古学とは

 提唱者である寒川旭は学生時代に、大阪平野東部にある古市古墳群の空中写真を目にし、誉田山古墳の前方部にある大きな崩壊跡とその跡を通るように南北に走る断層崖の存在に気が付いた。これは活断層ではないかという思いを抱き、研究職に就いた後に調査を始めた。その結果マグニチュード7.1程度の大地震によって、誉田山古墳が切断されたと判明した。その後も遺跡発掘現場を巡り、地震跡を研究し続けた。地震考古学とは、このように考古遺跡から発見される地震跡から、時には現存する文字資料も調べて、地震の発生年代の確定、地震の発生間隔の把握、さらに将来の地震の予知にも役立てようという学問である。地震考古学の名前を、調査の過程で出会った佐原眞からもらい、1988年5月に行われた日本文化財科学会と日本考古学協会でこの新しい学問分野が提唱された

(ウィキペディア・フリー百科事典より)

 寒川旭著『地震考古学 遺跡が語る地震の歴史』中公新書 1992年
 寒川旭著『地震の日本史 大地は何を語るのか』中公新書 2007年

2 文化財の被害

 文化庁の調べによると主な文化財の被害は、9日現在、466件に上がっているという。どうしても生活面でのニュースに隅に追いやられる面があるのはしかたないこととしても、決して無視されるべきものではない。

 主な被害は宮城県では国宝・瑞巌寺(松島町/壁の一部崩落・亀裂)、国宝・大崎八幡宮(仙台市/板壁、漆塗装、彫刻が破損)、重文・東照宮(仙台市/石灯籠の8割倒壊)、特別名勝・松島(松島など/岩崩壊など)、岩手県では名勝・高田松原(陸前高田市/7万本の松が1本に)、茨城県では特別史跡・重文・旧弘道館(水戸市/「学生警鐘」全壊など)、登録有形文化財・茨城大学五浦美術文化研究所六角堂(北茨城市/津波で消失)、重要伝統的建造物群保存地区・桜川市真壁伝統的建造物群保存地区(桜川市/石蔵など倒壊)、東京都では特別名勝・特別史跡・小石川後楽園(文京区・石橋が崩壊)などに被害が出た。(4月10日朝日新聞)

 今日14日の昼のNHK番組『スタジオパーク』で解説委員の毛利和雄さんが上記の文化庁の被害発表を受けて被災各地の被害の概要を解説、文化庁がレスキュー事業を立ち上げ、修理・修復に向けた予算措置を講じたことなどを報告していた。また現地取材した桜川市真壁伝統的建造物群保存地区の被害状況のレポートがあった。

 被災文化財の修復等に動き出した研究者、地元住民、NPOなどの声を十分に汲んで、公的な援助が有効に活用され、貴重な文化財や伝統的な町並が一日も早く修理、修復され、文化遺産が地域の文化的な誇りや町の復興の活力となることを願うところです。生活の復興は何より大事だが、こうした地道な復興への歩みにも眼を向けていきたいものです。

福島県会津若松の穴沢先生からは以下のような報告をいただきました。
転載させていただきます。

 今度の震災で鷺の湯病院跡横穴の遺物などを陳列している「東北大学考古学陳列室(通称「赤煉瓦」)の建物が大損傷をうけ、重文指定の埴輪などが破損したそうです。被害の詳細は不明です。福島県博は今夏「東北考古学の挑戦」というテーマでこの赤煉瓦の遺物の企画展をやる予定でしたが中止になりました。東北歴史博物館は被害少なく再開館ただし、東松島町の縄文棺や石巻市の歴史民俗資料館は津波で浸水して甚大な損害を受けたと聞いています。原町市博物館も損害甚大なようです。三陸の損害はまだわかりませんが、山田町の文化財収蔵庫は土台だけ残して全部津波にもっていかれ、CDの画像記録だけが町教委に残ったようです。幸いにも松島町そのものは、島々が防波堤の役割をして国宝瑞巌寺は参道までの浸水で止まりました。

1・2を受けて、具体的に何か考えてみようかと思い始めています。
皆様のご意見をお寄せください。

4月〜8月『トンボの眼』ニュースレター No.3 0408発信

(4月〜8月、通常通りにお申込みを受け付けております。)

 昨夜(7日午後11:32)の地震…桜たよりも聞かれる今日この頃であっただけに、またまた冷水を浴びせられた感じです。

 ともかく3月11日という日を境に、何かしら日常意識が変わりつつあったことは事実です。私なりに大げさに言うと今後、自然と科学文明というものと日常生活とをどう調和させて生きていくかと考え出したということだと思われます。様々な問題に対してどう折り合いをつけて生活していくかを模索しはじめたばかりです。地震以来ちょうど1カ月、その気持ちが少し薄れだしたというところで「まだ始まったばかりだよ」と忠告を受けたような気がしています。

 今日の紙面を見ると「宮城で震度6強」と言う見出しとともに「廃炉に10年半」、「30キロ圏外に高汚染地点」、「コメ作付けに禁止区域」などという見出しが出ています…どれも厄介な問題が先に待っていることを感じさせます。日常の生活に遅かれ早かれ影響を及ぼしてくるやっかいな問題ばかりではないでしょうか。なにも全て悲観的に考えるのではなく、そうしたことを考えながらも日常生活を明るく楽しく生きていくことが大事かと思われます。

夏の電気供給問題

 今朝の朝日新聞の天声人語欄は節電をとりあげていました。

 ▼夏の大停電は、大節電で防ぐほかない。政府は大きな工場やビルには25%、家庭にも20%の節減を求めるらしい。

 ▼照明も空調もほどほどでいい。「輝ける都市生活」を、薄明の下で省みたい。

 テレビ欄の夜のゴールデンタイム欄を見てみると、全てとは言わないまでも、震災直後の過熱放映ぶりからわずか1ヶ月しかたたないというのに、すっかり時事問題はNHKにお任せといわんばかりにニュースというワクに押し込めて3・11以前となんら変わらない娯楽番組が並んでいる。娯楽番組が全て悪いというわけではないけれど、もう少し節度があってもいいのではないかとつぶやかざるをえない番組編成です。

 テレビを観る、観ないにかかわらず、その時間帯にテレビをつけていない家庭はほぼないでしょう。我が家もそうです。しかし、節電でふと考えたのですが、これまでと同じスタンスでテレビに向かうのでなく、今後はつまらないと思ったら、その時はあちこちチャンネルを回すより、テレビの電源を切ってしまう。そこまで踏みこんでみようということです。(あえて放送局に言うなら、23時をすぎても番組を流し続けたり、過剰に娯楽?番組を流すのを止めて節電協力をされたらいかがでしょうかと言いたいものです)。家庭内でこれほどの節電効果があるのは他に見当たらないということに気付いた次第です。

 地震直後、停電に備えてローソクが飛ぶように売れ品切れとなった。そろそろローソクも出回っていることだろう。あとはテレビを自ら消すことかなあ。いやローソク暮らしも何なので早寝早起き、朝の時間に積読から読書に切り替えてみようか。ともかく夏に向けて予行練習をしてみようと思いますが、みなさんどう思われますか。

 天声人語はこうも言っています▼電気の使い道には優先順位があり、不要不急が多いほど節電の余地も大きい。…夏、テレビが消えても冷房だけはストップにはしてもらいたくない…となれば停電だけはなんとか回避できないものか・・・ご意見や節電アイデアある方は「編集室と読者のつれづれ日誌『トンボの眼』ブログ」 http://www.tonbonome.net/cp-bin/blog/ に投稿をください。

3月〜8月『トンボの眼』ニュースレター No.2 0401発信

(4月〜8月、通常通りにお申込みを受け付けております。)

 東日本大震災の影響で、直近の催事会場の変更などの応急手当てのかいもあってなんとか4月中旬までの催事はさほど取り消しの方もなく無事実施のメドが立ちました。有難うございました。ただ、計画停電の実施にともなう交通の乱れや原発問題などの先行き不透明感などから、本来ならば4月〜8月の催事への申込みが殺到する時期であったにもかかわらず、皆様のお出かけ予定も鈍っているようで、出鼻をくじかれた感があります。

 しかし、被災地では復旧、復興にむけての始動も聞かれます。また被災地にむけての募金やボランティアなど支援の輪が広がっています。それに、被災者、被災地を痛む心とともに原発の恐怖、計画停電による生活の不便、生産活動の停滞、通勤などの交通の不便などの悪条件の中で"生活を守る"活動も必死に繰り広げられています。直接であれ、間接的であれ未曾有の災難の中で立ち上がろうという機運があちこちに見受けられます。『トンボの眼』もまた催事開催の実施にむけて最大限の努力をはかって参りたいと思っております。引き続きご支援のほどお願い申し上げます。

 さて、関東圏にあって催事の会場選定では、最大公約的に都内施設を利用することを原則にしていますが、3〜4月の会場変更では使用中止という一部都内施設からのお達しで横浜施設などへの変更があり、やむなくご不便をおかけすることとなりました。ことに交通面の不便さから受講ができなくなった方も出て申し訳ございませんでした。それでも4月3日の白石太一郎先生特別講演会、4月6日に振り替えた加藤謙吉先生の講座は新規お申込みもありほぼ満席という盛況です。皆様の熱意に敬服すると共にこの事態にお応えていただいた両先生に感謝する次第です)

 先行きの不安感はぬぐえないとしても、4月となり陽気がよくなるにつれてある程度心のゆとりもお持ちいただけるのではないでしょうか。いったん落ち込んだというものの、『トンボの眼』催事への皆様のお申込みが回復し、歴史への関心をさらに深めていただけることを念願いたしております。皆様とお会いできる事を各講師の先生方ともども心待ちにいたしております。

特別講演会のご案内

石野博信先生特別講演会『邪馬台国時代の鉄と鏡』
 期日:2011年5月28日(土) 13:30〜15:30 (開場13:00)
 会場:品川区立中小企業センター

仁藤敦史先生「継体天皇−その系譜と歴史的位置−」
 期日:2011年6月5日(日) 13:30〜15:30 (開場13:00)
 会場:品川区立中小企業センター

田中俊明先生講演会『金官国(任那国)の興亡―倭と最も近い加耶』
 期日:2011年6月26日(日) 13:30〜15:30 (開場13:00)
 会場:豊島区立生活産業プラザ展示室

未定となっておりました6月までの会場はすべて確保いたしました。先にお知らせしました3・4月の催事で災害後に急遽変更となった箇所は改訂項目で訂正いたしております。ホームページ下欄「新着情報」でご確認ください。

4月〜8月の催事に関しては、通常どおりにお申込みを受け付けております。また連続講座も全回だけでなく各回毎のお申込みも受け付けております。お申込みをお待ち申し上げます。

トンボの眼 編集室 佐々木 章
〒234-0051 横浜市港南区日野8-16-3-104
TEL : 090-1706-6024
メール : tonbo_sasaki@ybb.ne.jp

3月〜4月『トンボの眼』催事に関する重要なおしらせ

(4月〜8月、通常通りにお申し込みを受け付けております)

 東日本大震災では多くの方々が亡くなられ、家屋などにも甚大な被害がでました。そして、今なお、沢山の方々が行方不明になっています。被災に遭われた方々には謹んでお見舞い申し上げるとともに、幸いにも難を逃れた我々としては個々人のレベルでできうる限りの支援を被災地の方々に行なっていければと願っております。

 ところで、関東圏では計画停電で交通面などでも不便を余儀なくされておりますが、多少の不便はがまんして節電には協力していきたいものです。しかし、根拠ない風評で不安が広がり、ガソリン不足や日常物資の買い急ぎなど日常生活にも乱れが広がっています。さらに今後に起こってくるであろう放射能に関する根拠ない風評が広がることを危惧しています。風評に惑わされること無く、冷静な判断の下で平穏に過ごせることを願っております。

 さて、「トンボの眼」では被災直後の催事は延期とするなどの処置をとりましたが、4月以降に関しても予定しておりました講座などの実施が危ぶまれる事態が生じました。使用予定会場の江戸東京博物館会議室や渋谷区立勤労福祉センターは4月末まで使用が中止となり、また品川日区立中小企業センターは被災者の受け入れ施設に利用されて講座会場として使用できない状況がいつ発生するかわかりません。

 原発問題の先行きがまだ見えないとはいえ、4月以降の催事に関しては、さらに先への延期も考えない訳ではありませんでしたが、既に予約済み会場への追加予約となり会場確保がさらに困難ともなり、他施設でも同様事態が予測され、皆様の日程調整やご多忙の先生方の日程にも支障が出ることが考えられます。そこで現時点では、原発問題以外はほぼクリアーできているという希望的観測(計画停電での交通でご不便が生じておりますが80%は回復、原発の廃炉までには10年かかるとしても今回の事故は収束にむかっている)のもと、代替会場を確保、予定どおり実施の方向で準備を進めております。つきましては4月予定の催事の対処として暫定的に以下を決定させていただきました。

 皆様には会場変更にともない交通等でご不便をおかけいたしますが事情ご理解の上、引き続きご参加いただきますようお願い申し上げます。なお、4月を含め8月までの催事は通常通りにお申込みを受け付けております。また、連続講座も全回通しだけでなく各回ごとのお申込みも受け付けております。
お申込みをお待ち申し上げます。

催事変更事項のお知らせ

旅・小野里了一先生同行解説『東国の古墳をめぐるシリーズ』第3回『上毛野の大型古墳をめぐる』
 実施日の変更3月15日(火)から4月26日(火)に変更

加藤謙吉先生連続講座「王権と地方豪族」第5回『八色の姓の制定と地方出身氏族』
 実施日・時間の変更3月16日(水)から4月6日(水)14:00〜16:00に変更
 4月6日(水) 14:00〜16:00(開場13:30) 会場:豊島区立生活産業プラザ

白石太一郎先生特別講演会「牽牛子塚古墳が提起する問題」
 会場の変更 江戸東京博物館から神奈川県民センターに変更
 4月3日(日) 13:30〜15:30(開場13:00) 会場:神奈川県民センター

土生田純之先生連続講座「古墳時代の日朝交流」第1回
 会場の変更 江戸東京博物館から豊島区立生活産業プラザに変更
 4月15日(金)13:30〜15:30 (開場 13:00)会場:豊島区立生活産業プラザ

広瀬和雄先生連続講座「大和政権と東国」第1回『大和・柳本古墳群と前期大和政権』
 会場の変更 江戸東京博物館学習室1から神奈川県民センターに変更
 4月24日(日)13:30〜15:30 (開場 13:00)会場:神奈川県民センター
 ※注 神奈川県民センター JR横浜駅、東急東横線横浜駅、京急横浜線下車徒歩4分

以上の講演会や連続講座、旅行以外の催事に関しましては今のところ変更はございません。今後、原発問題で不測の事態が生じた場合などで変更や中止などの処置をとることもございます。今後、変更事項などが生じた場合などの詳細はホームページに掲載してまいりますのでご確認ください。また聴講のためお出かけになる際は前日までにホームページまたはメール、電話でのご確認をお願いいたします。

トンボの眼 編集室 佐々木 章
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